【重賞予想】スプリングS&少しだけ阪神大賞典

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中山11R スプリングS

・馬場と展開

日曜日は一日通して雨で馬場の悪化が予想される。元々中山は馬場が悪化傾向にあっただけにタフな馬場で行われるでしょうね。

ハナ切るのはワールドリバイバル、レインフロムヘヴン、ニシノオイカゼ辺りが候補だが飛ばす馬はいないし、馬場悪化でスローになりそう。

レース傾向的には皐月賞を目指すトライアルレースの最終便。同じ中山で行われるが弥生賞よりも皐月賞に結び付く馬が多く使ってきていて、昨年1着のガロアクリークが本番3着、18年エポカドーロが2着から本番1着、15年キタサンブラックが1着→3着、リアルスティールが2着→2着、13年ロゴタイプが優勝して本番も連勝した。

 

過去のレースラップを載せる訳ではないが、弥生賞がスローの瞬発力戦でL2Fで11秒前半の速いラップを要求されるのに対して、スプリングSはL2F最速レース自体は多いものの、向正面から平均的なペースで流れて中盤の緩みが少ない傾向にあるので、瞬発力より持続力が問われやすいレースになる。

 

今回の予想は雨より風をどう読むかが重要なのですが、個人的には風を予想ファクターに入れてないし、風向きも調べられないのでスルーします。

 

 

◎ボーデン

〇レインフロムヘヴン

△ヴェイルネビュラ

△ロードトゥフェイム

△イルーシヴパンサー

 

 中心視するのはクラシックの記事でも挙げた◎ボーデン

saionji-keiba.hatenablog.com

前走の東京でのパフォーマンスが圧巻で、とても優秀な時計で勝ち上がったわけだが、全体のペースが流れていて持続力が生きたレースになったので、中山に戻ってパフォーマンスを落とす事はないだろうし、寧ろ中盤で緩むことが少ないレース傾向にはあっている。

新馬戦でディオスバリエンテに内から差されている点はコーナーで先に動いたのを目標にされた部分が強いし、相手も次走負けたものの評価している馬なので、3着を千切っているだけに急坂、小回りで伸びあぐねたという見方はしていない。

 

対抗〇レインフロムヘヴンも中山替わりは良い。

気性難で乗り難しい面があるのが、前走はマイペースで逃げて、直線半ばで内外から並ばれてからひと伸び見せた。

出遅れて後方策からエフフォーリアに0.2差だった百日草特別も強かったので素質はかなりある馬。東スポ2歳は気性が暴走して抑えきれずに逃げてしまい、伸びない内の馬場を進んでしまっての敗戦なので、これを除けば十分な戦績。

ロベルト系で馬体もパワー型っぽいので初の中山替わりは楽しみ。戦法的には逃げに拘る必要もなく、気性はともかくゲートは改善されているので3列目ぐらいには付けて押し切ってほしい。

 

 

 

阪神11R 阪神大賞典

 

◎ディープボンド

アリストテレス

△ナムラドノヴァン

△アドマイヤジャスタ

△ショウリュウイクゾ

 

阪神も一日通して雨。ずっと阪神は馬場も安定していて、高速状態をキープできていたんだけど、そろそろ悪化してくるかな。内も傷んでくるだろうし、タフな馬場での開催が濃厚か。

 

菊花賞2着、AJCCで初重賞勝利のアリストテレスを本命でも良いんだけど、一本被りになりそうなので、紛れがあるとするならという予想を少し。

本命◎ディープボンドはクラシック路線では同じ陣営のコントレイルのラビット役で、毎回風当てになったり、進路確保に使われていたんだけど、その役目を一度も失敗させなかった安定感ある操縦性に優れた馬。

コントレイルに交わされてからもずっと渋太いレースを見せ、離されつつもダービー、神戸新聞杯菊花賞掲示板を維持。

 

前走中山金杯は大幅距離短縮の2000mはこの馬にとっては短すぎた。ゲートはスッと出たものの、二の脚のスピードでやや劣り、その間に外から包まれて後方策を余儀なくされてしまった。3000mがベストとも思わないが、前走よりも追走で楽になるし、前目に付けて粘り強く走るレースが得意なので、舞台替わりで狙いたい。

大トビなので雨が全くダメな可能性もあるので少額でね。

 

アリストテレスは前走休み明けで追い切りが動いていなくて、古馬との力関係もはっきりしていない状況下で嫌ったところ見事勝利を収めた。

この時よりも仕上がっていて、メンバーレベルも落ちるのでほぼ鉄板級だが、被りすぎているので対抗に下げた。

ソラを使う面がやや見受けられて、抜け出してからも大きく差を付けたレースがないので、何かに差されての2着パターンはあるかなと。

 

まぁディープボンドが後ろからぶち抜くシーンは想定しずらいので、ディープボンドはあくまでも2頭軸の1頭として。

 

ショウリュウイクゾは斤量増で強めには狙えないが前走強かったので成長はある。

ナムラドノヴァンは斤量利もあるが万葉Sは強かった。ダイヤモンドSはスローの瞬発戦になったのをずっと外回し続けて、届かずというレースなので見直しは必要。

 

ユーキャンスマイルは実績的十分で昨年覇者だが、近走のパフォーマンス低下が気になる。右回りでモタれるタイプなので、右回り好走時はラチに頼る競馬が目立っているだけに、外枠からその競馬ができるか疑問なので軽視。

武豊騎手→藤岡祐介騎手に乗り替わりらしい。